個別募金 歳末募金

 香川県共同募金会で取り扱っている募金には、赤い羽根共同募金(一般募金)、地域歳末たすけあい募金、NHK歳末たすけあい募金の3種類があります。

1 赤い羽根共同募金(一般募金)

 赤い羽根共同募金は、第2次世界大戦後の1947年(昭和22年)に市民主体の取り組みとしてスタートしました。当初は戦後復興の一助として、戦争の打撃を受けた福祉施設を中心に資金支援する活動としての機能を果たしてきました。
 その後、社会福祉事業法(平成12年社会福祉法に改正)をもとに民間の社会福祉の推進に活用されてきました。
 そして現在、社会が大きく変化する中で、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を支援する仕組みとして、また、市民のやさしさや思いやりを届ける運動として、共同募金は市民主体の運動を進めています。
 平成25年度からは、社会課題や地域の福祉課題の解決に向けて取り組むために、テーマ募金を実施しております。 このテーマ募金は、共同募金の運動期間を1月1日~3月31日の3か月間拡大して、その期間にNPO、ボランティア団体などが自ら行う活動の趣旨を広く住民に周知し、住民の理解と共感に基づく募金活動を展開するものです。この運動期間中に募った募金額は、事業実施団体に全額助成され、社会や地域の課題解決、地域福祉活動の推進を図るために使われます。
 赤い羽根共同募金は、市民自らの行動を応援する「じぶんの町を良くするしくみ。」です。


 運動期間:毎年10月1日から翌年3月31日までの6か月間

 (香川県では1月~3月の期間は、上記のテーマ募金を行っています。)

  • 香川県共同募金会と市町共同募金委員会が一緒になって、多数のボランティアの方々の参加・協力をいただきながら、全国一斉に募金運動を実施しています。

2 地域歳末たすけあい募金

 地域歳末たすけあい募金は、共同募金運動の一環として、新たな年を迎える時期に、支援を必要としている人々が安心して暮らすことができるよう実施している募金です。
 この運動は、1906年(明治39年)に大阪毎日新聞が「歳末同情募金」を集めたのが始まりとされており、その後、方面委員(民生委員の前身)が中心となって、全国的に「歳末同情募金」を募り、義援金品の配布を行っていました。
 元々は、共同募金運動とは別の取り組みでしたが、厚生省が昭和34年に通知した「昭和34年度共同募金運動について」により、歳末たすけあい運動は、共同募金運動の一環として取り組まれるようになりました。
 運動の発端が、年を越せない人のために金品を持ち寄る活動であったため、歳末たすけあい運動では、当年度中に募金と配分を行うこと、配分内容として見舞金の配分があることなど、共同募金と異なる取り扱いが今も残っています。

 運動期間:12月1日から12月31日の1カ月間。
 ※共同募金運動の一環として実施しています。

3 NHK歳末たすけあい

 1951年(昭和26年)に、NHKがその公益性に基づき、放送を通して社会福祉に貢献しようという目的ではじめた募金運動です。
 1954年(昭和29年)の4回目から、中央共同募金会との共催になりました。
 この募金はNHKと共同募金会が役割を分担し、NHKがテレビ・ラジオを通じて呼びかけ、中央共同募金会と都道府県共同募金会が募金の受入れと助成を行っています。
 香川県でもNHK高松放送局の窓口以外の他、各金融機関でも募金を受け付けています。

  運動期間:12月1日から12月25日


このほか、「赤い羽根自動販売機」による募金や「募金百貨店プロジェクト」での商品購入による募金などがあり、年間を通じて募金活動を行っています。